はじめに
Fintokei(フィントケイ)の評価試験で失格する原因の大半は、手法の優劣ではなくリスク管理の設計ミスです。
本記事では、プラン別のルールを確認したうえで、損失制限から逆算するロット設計と、よくある失格パターンの回避策を整理します。個別ルールの詳細な読み方は Fintokei の評価試験ルールを読み解く を、プラン選び自体は Fintokei のプラン比較 を参照してください。
数値は2026年7月時点の公式表記に基づきます。改定されることがあるため、挑戦前に公式サイトで最新条件を確認してください。
プラン別ルールの整理
| 項目 | ProTrader | SwiftTrader | StartTrader |
|---|---|---|---|
| 目標利益 | 8% → 6% | 6% | 2% → 3% → 6% |
| 1日最大損失 | -5% | -2% | -3% |
| 全体最大損失 | -10% | -3% | -6% |
| 最低取引日数 | 3日 | 3日 | 各ステップ3日 |
| 期間制限 | 上限なし※ | 最長60日 | 各ステップ180日 |
※ 30日間に最低1回の新規取引またはクローズが必要です。
SwiftTrader の数値は、当サイトが以前掲載していたもの(目標10%、1日-3%、全体-6%、最低5日、無期限)から変わっています。旧記載は誤りだったため訂正しました。
ここで重要なのは、目標利益と損失制限の「比率」です。
| プラン | 目標(合計) | 全体の許容損失 | 比率 |
|---|---|---|---|
| ProTrader | 14%(8%+6%) | 10% | 1.4 : 1 |
| SwiftTrader | 6% | 3% | 2 : 1 |
| StartTrader | 11%(2%+3%+6%) | 6% | 1.8 : 1 |
SwiftTrader は目標6%に対して許容損失が3%しかなく、比率で見ると3プランで最も厳しい構造です。しかも60日の期限があるため、時間で解決することもできません。目標が低いから簡単というプランではありません。
損失制限から逆算するロット設計
基本の考え方
ロットは「1日最大損失に、想定連敗数で届かないこと」から逆算します。
| プラン | 1日上限 | 全体上限 | 1トレードのリスク目安 | 全体で耐えられる連敗 |
|---|---|---|---|---|
| ProTrader | -5% | -10% | 0.5〜1% | 10〜20連敗 |
| SwiftTrader | -2% | -3% | 0.2〜0.3% | 10〜15連敗 |
| StartTrader | -3% | -6% | 0.3〜0.5% | 12〜20連敗 |
注意すべきは、1日上限より全体上限のほうが先に効く場合があることです。SwiftTrader は全体-3%しかないため、1日上限-2%を2日続けて使えば退場します。1日の枠を使い切る前提のロット設計は成立しません。
同じ日に取るトレード数が多いほど、1トレードあたりのリスクは下げる必要があります。デイトレードで1日3〜5回入るなら、表の下限側に寄せてください。
含み損も計算に入れる
1日最大損失の判定には含み損も含まれるのが一般的です。「決済しなければセーフ」ではありません。複数ポジションを同時に持つ場合は、合計の含み損が上限に近づかないよう、同時保有数にも上限を設けましょう。
3プランとも保有ポジション全体のリスクに -3% の上限が設定されています。ナンピンや複数ポジションの積み増しはこの制限に直結します。SwiftTrader の場合は全体の最大損失自体が-3%なので、この上限に触れる建て方はそのまま失格ラインと同義になります。
期限の有無でペース配分を変える
ProTrader は日数の上限がありません。つまり「月内に終わらせるためにロットを上げる」必要はそもそもありません。0.5%リスクで月+2〜3%のペースでも、数ヶ月あれば合計14%に到達します。30日間に1回の取引さえ確保すれば口座は維持されます。
SwiftTrader は最長60日です。目標6%を約2ヶ月で、しかも許容損失3%以内で達成する必要があります。月+3%のペースが必要になるため、ProTrader と同じ「ゆっくり積む」戦略は取れません。期限に追われてロットを上げると全体-3%に一撃で届くので、このプランは実質的に「短期間で安定して勝てる人だけが通せる」設計だと理解してください。
時間の余裕を重視するなら、目標の合計値が大きくても ProTrader を選ぶほうが合理的です。
よくある失格パターンと対策
1. 目標間近の勝負ロット
残り+1〜2%の局面で「一気に決めたい」とロットを上げ、逆行して1日損失に抵触するパターンです。目標に近づくほどロットを半分に落とし、数回に分けて仕上げてください。
2. 連敗後の取り返しトレード
損失を取り返そうとロットを倍にする行為(マーチンゲール的な行動)は、失格への最短ルートです。1日に2〜3連敗したら、その日は取引を終了するルールを事前に決めておくのが有効です。
3. 指標発表時の保有
重要指標(NFP・FOMC・CPI など)の前後はスプレッド拡大とスリッページで、想定以上の損失が出ます。ルール上の可否に関わらず、評価中は指標をまたぐ取引を自主的に避けるのが安全です。ニュース取引の扱いはプラン・規約で異なるため、最新の利用規約を確認してください。
4. 週末持ち越しの窓リスク
月曜の窓開きは1日最大損失への抵触リスクがあります。持ち越しを前提にするなら、スイング向けの ProTrader Swing を検討するか、金曜のうちにポジションを軽くしてください。
5. 最低取引日数の失念
目標を早く達成しても、最低取引日数(3プランとも3日)を満たさないと通過になりません。達成後は最小ロットで日数要件だけ消化する方法が定番です。
評価中のメンタル設計
評価試験は「利益を最大化する場」ではなく「ルール内で運用できることを証明する場」です。
- 日次の損失上限(ルールの半分)に達したらその日は終了する
- 週単位で進捗を見る(日単位の勝ち負けで判断しない)
- 取引しない日を作ってよい(期限のない ProTrader なら特に)
この種の姿勢は本番口座での運用でもそのまま要求されます。評価中に身につけたリスク管理が、そのまま報酬の安定につながります。心理面の詳細は 評価試験のトレード心理学 も参照してください。
合格後を見据えて
合格後の報酬の受け取り方(分配率・出金サイクル・日本円での受け取り)は Fintokei の出金ガイド にまとめています。評価中から出金条件を把握しておくと、合格後の動きがスムーズです。
まとめ
- 1トレードのリスクは1日上限ではなく全体上限から逆算する(全体-3%の SwiftTrader なら0.2〜0.3%)
- 含み損も損失判定に入る前提で、同時保有を管理する
- 期限のない ProTrader では急ぐ理由がない。ペース配分で勝つ
- SwiftTrader は目標6%・許容損失3%・60日という構成で、比率では最も厳しい。目標の低さだけで選ばない
- 失格の典型は「目標間近の勝負ロット」と「取り返しトレード」
- ルールは改定されるため、挑戦前に公式の最新条件を確認する
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