はじめに

FinTokei(フィントケイ)の評価試験で失格する人の多くは、ルールを理解しないまま取引を始めて違反しています。

本記事では、FinTokei の現行プランの評価ルールを項目別に分かりやすく解説し、合格率を上げるためのポイントを整理します。

なお、本記事は2026年7月時点の公式プランページの情報に基づきます。FinTokei はルール改定が頻繁にある業者のため、契約前に必ず公式サイトで最新条件を確認してください。

評価試験の全体像

FinTokei は現在、目的別に3つのプランを提供しています。かつての「Challenge 30日 / Verification 60日」型の2段階試験とは構成が変わっているので、古い解説記事の数字には注意してください。

プランステップ数目標利益1日最大損失全体最大損失報酬(利益分配)
入門プラン(StartTrader)3段階2% → 3% → 6%-3%-6%50〜100%(変動制)
速攻プロプラン(SwiftTrader)1段階6%-2%-3%90%(Diamond は100%)
チャレンジプラン(ProTrader)2段階8% → 6%-5%-10%80%
  • 日本語サイトでは円建てのプラン(例:チャレンジプランは運用デモ資金100万〜5,000万円、12,500円〜)、グローバルサイトでは USD/EUR 建てのプランが提供されています。
  • チャレンジプランには「スイング」「スリム」という派生プランもあります。条件が異なるため、該当する場合は個別に確認してください。
  • 口座はすべてデモ環境で、報酬は「データ提供料」としてデモ取引の利益を基に支払われる建て付けです。
  • 速攻プロプランの数値は、当サイトが以前掲載していたもの(目標10%、1日-3%、全体-6%、最低5日、無期限、報酬100%)から大きく変わっています。旧記載は誤りだったため訂正しました。報酬の標準は90%で、100%は最上位ランクの Diamond の数値です。
  • 報酬率については、ロイヤリティプログラムのブログ記事でランクに応じて最大100%まで上がると案内されており、プランページの数値と前提が違います。自分の口座に何%が適用されるかは契約前に確認してください。
  • 1段階・2段階・3段階のプランが並行して販売されているため、Fintokei を「2段階(業界標準型)」とひとくくりに説明するのは正確ではありません。

評価をクリアするとプロトレーダー認定となり、報酬(利益分配)の対象になります。

ルール1:最大損失(Max Drawdown)

最大損失(Max Drawdown、口座残高の最大下落幅)とは、全期間を通じての最大許容損失です。これを超えると失格になります。

プラン別の数値

  • チャレンジプラン(ProTrader):-10%
  • 速攻プロプラン(SwiftTrader):-3%
  • 入門プラン(StartTrader):-6%

例:チャレンジプラン 1,000万円口座の場合

  • 開始残高:1,000万円
  • 最大損失ライン:1,000万円 × 10% = 100万円
  • 残高が 900万円 を下回ると失格

計算方式は事前確認を

初期残高基準か、利益に応じて損失ラインが切り上がる方式(Trailing Drawdown)かで難易度が大きく変わります。プランページには方式の詳細まで記載がないため、利用前に規約で確認してください。

なお3プランとも「オープンポジションに対する最大許容リスク -3%」という項目が別途設定されています。含み損の持ち方にも上限がある点に注意してください。

ルール2:1日最大損失(Daily Max Loss)

1営業日における最大許容損失です。これも超えると失格になります。

プラン別の数値

  • チャレンジプラン(ProTrader):-5%
  • 速攻プロプラン(SwiftTrader):-2%
  • 入門プラン(StartTrader):-3%

例:チャレンジプラン 1,000万円口座の場合

  • 1日の最大許容損失:1,000万円 × 5% = 50万円
  • 1日で含み損込み 50万円 を超えると失格

重要:含み損も計算対象

「ポジションを閉じていないから大丈夫」ではなく、含み損も合算して1日最大損失を超えると失格になるのがプロップファームの一般的な扱いです。含み損で粘る癖は危険です。

リセット時間

1日の区切り(リセット時刻)はプランページに明記されていません。日本時間のどの時刻で日次計算が切り替わるかは、公式FAQ・規約で確認してください。

ルール3:取引日数条件(Minimum Trading Days)

各ステップで最低何日間トレードする必要があるかというルールです。

プラン別の数値

  • チャレンジプラン(ProTrader):各ステップ最低3日
  • 速攻プロプラン(SwiftTrader):最低3日
  • 入門プラン(StartTrader):各ステップ最低3日

最低取引日数を満たさずに目標利益を達成しても、その時点では合格になりません。

「30日に1回以上の取引」も必要

3プランとも「30日間に少なくとも1つの新規取引またはクローズした取引が必要」という稼働条件が付いています。放置していると期限なしプランでも問題になるため、注意してください。

「1日トレード」とは何をすると認定?

一般的には、その日に約定した取引(オープンまたはクローズ)があることが条件です。注文を出しただけ(未約定)では「取引日」とみなされないケースがあるため、詳細は規約で確認してください。

ルール4:目標利益(Profit Target)

各ステップで達成すべき利益率です。

プラン目標利益
入門プラン(StartTrader)ステップ1:+2% → ステップ2:+3% → ステップ3:+6%
速攻プロプラン(SwiftTrader)+6%(1回のみ)
チャレンジプラン(ProTrader)ステップ1:+8% → ステップ2:+6%

例として、チャレンジプランの1,000万円口座なら、ステップ1は 1,000万円 × 8% = +80万円 で通過です。目標達成後は次のステップ(または認定)に進みます。

なお速攻プロプランは、認定後の報酬支払いごとに「+3%の利益」が条件になる点が特徴です。目標が6%、全体の許容損失が3%、そして報酬を受け取るのに+3%が必要という構成なので、許容できる損失に対して求められる利益が大きい設計です。

ルール5:期間制限(Time Limit)

評価を完了するまでの期間制限です。

プラン期間
入門プラン(StartTrader)各ステップ最大180日
速攻プロプラン(SwiftTrader)最長60日
チャレンジプラン(ProTrader)上限なし

かつての「Challenge 30日 / Verification 60日」型の期限はなくなり、チャレンジプランは日数の上限なしで挑戦できます。ただし前述の「30日間に1回以上の取引」という稼働条件があるため、完全放置はできません。

速攻プロプランには最長60日の期限があります(当サイトが以前「無期限」と記載していたのは誤りでした)。入門プランは各ステップ180日です。

ルール6:ニュース取引・取引時間

現行の公式プランページの禁止事項には、重要指標発表時の取引制限は明記されていません。

ただし、次の2点には注意が必要です。

  • プランページに全条件が網羅されているわけではないため、指標時の扱いは利用規約・サポートで確認するのが確実です
  • ルール上許されていても、指標発表時はスプレッド拡大やスリッページ(価格急変による不利な約定)で1日最大損失に抵触する技術的リスクがあります

特に速攻プロプラン(1日-2%)と入門プラン(1日-3%)は枠が小さいため、指標またぎは自主的に避けるのが賢明です。

ルール7:EA(自動売買)の可否

公式プランページによると、3プランとも EA(Expert Advisor、自動売買プログラム)の使用は可能とされています。取引プラットフォームは TradingView、MetaTrader 5、cTrader です。

ただし禁止事項に注意

EA が使えるといっても、以下は禁止事項として明記されています。

  • 他者のシグナルのコピートレード、第三者による口座運用
  • 「評価試験合格」を目的とした第三者製 EA・サービスの利用、プラットフォームの技術的欠陥を突く行為
  • ティックスキャルピング、HFT(高頻度取引)
  • レイテンシーアービトラージ
  • 複数口座・複数トレーダー間での両建て(逆方向取引)

自作 EA や一般的な裁量補助ツールは問題になりにくい一方、「合格代行系」のツールは明確にアウトです。不明点はサポートに問い合わせてメールで記録を残してください。

ルール8:一貫性ルール(Consistency Rule)

一貫性ルールとは、特定の1日や1トレードに利益が偏りすぎると違反扱いになる仕組みです。

FinTokei の場合

  • 入門プラン(StartTrader):あり。1日で稼げる利益は利益目標の最大40%までと明記されています
  • チャレンジプラン(ProTrader)・速攻プロプラン(SwiftTrader):プランページには一貫性ルールの記載は見当たりません

入門プランで「一発逆転」型のトレードをすると、利益目標に対する1日の利益上限に引っかかります。ロットを抑えて複数日に分散するのが前提の設計です。

記載がないプランについても、規約側に類似の規定がないか、利用前に一度確認しておくと安心です。

ルール9:週末持ち越し

公式プランページによると、3プランとも週末のポジション持ち越しは可能とされています。

ただし、可能であることとリスクがないことは別です。

  • 月曜の窓開き(週末のニュースを反映した価格ジャンプ)で価格が一気に動く
  • オープンポジションの最大許容リスク(-3%)や1日最大損失に抵触する可能性

評価中、特に残り枠が少ない状態では、週末持ち越しを自主的に避けるのが安全です。長期保有スタイルの人は、チャレンジプランの派生である「スイング」プランの条件も確認してみてください。

ルール10:両建て(ヘッジ)・その他の手法

複数口座間の両建ては禁止

「複数の口座・トレーダー間での逆方向取引(両建て)」は禁止事項に明記されています。自分の別口座や他人と組んでの両建ては検知・失格の対象です。

同一口座内の両建て・マーチンゲール等

同一口座内での両建てやマーチンゲール、グリッドトレードについては、プランページの禁止事項には明記されていません。ただしリスク管理規定に別途定めがある可能性はあるため、これらの手法を使う予定なら利用前に規約とサポートで確認してください。

利用前のチェックリスト

評価試験に挑む前に、以下を必ず確認してください。

  • 自分のプランの目標利益・最大損失・1日最大損失の数値
  • 取引日数条件(最低日数と「30日に1回以上」の稼働条件)
  • 期間制限の有無(速攻プロプランは最長60日、入門プランは各ステップ180日)
  • 一貫性ルールの有無(入門プランはあり)
  • 使う予定の EA・手法が禁止事項に該当しないか
  • 報酬条件(速攻プロプランは支払いごとに+3%が必要)
  • 取引可能商品(FX、貴金属、エネルギー、株価指数)
  • 取引プラットフォーム(MetaTrader 5、cTrader、TradingView。MT4 と DXtrade は提供されていません)
  • 参加費の返還を前提にしていないか(下記のとおり、現在も利用できるとは言えません)

違反した時の対応

万一ルール違反で失格になった場合の対処は、次の手順で進めてください。

  1. 公式メールで違反理由を確認
  2. 取引履歴と照合して、本当に違反があるかチェック
  3. 不明瞭な場合は、サポートに具体的な違反トレードを問い合わせ
  4. 規約を再確認し、納得できなければ規制当局・弁護士相談

詳しい対処法は プロップファーム 出金できない時の対処法 を参照してください。

合格率を上げる5つのコツ

ルールを理解した上で、合格率を上げるコツを5つ挙げます。

  1. 1日最大損失をルール上限の半分(例:上限-2%なら-1%)で運用する
  2. 1トレードのリスクを 0.5〜1% に固定する
  3. 目標利益の8割まで来たらリスクを半減して仕上げる
  4. 指標発表またぎを避ける
  5. チャレンジプランなら日数の上限がない利点を活かし、焦って取り返しにいかない(速攻プロプランは60日の期限があるため、この余裕はありません)

詳しいテクニックは 課題試験を1発合格する10のコツ を参照してください。

まとめ

FinTokei の現行プランは「入門(3段階・50〜100%)」「速攻プロ(1段階・90%)」「チャレンジ(2段階・80%)」の3本立てで、旧来の30日/60日型とは別物です。最も重要なのは次の5点です。

  • 自分のプランの損失制限(1日 -2%〜-5%、全体 -3%〜-10%)の遵守。特に速攻プロプランの全体-3%は他プランと桁が違います
  • 取引日数条件(最低3日+30日に1回の稼働)の確保
  • 期間の上限(速攻プロプランは60日、入門プランは各ステップ180日、チャレンジプランは上限なし)
  • 入門プランの一貫性ルール(1日の利益は目標の40%まで)への対応
  • 禁止事項(コピートレード、合格代行EA、口座間両建て等)の事前確認

ルール面の余裕という観点では、目標が合計14%でも許容損失10%・期限なしのチャレンジプランが最も完走しやすい設計です。速攻プロプランは1段階で済みますが、許容損失3%・60日という条件を通せるかを先に見積もってください。

参加費の返還について

当サイトは以前、参加費が初回報酬時に返還されると案内していました。今回の再確認で、Fintokei 自身のページに3通りの記載があることが分かったため、書き方を変更しています。

記載場所内容
各プランページの注記「初期費用の返還 ※スケーリング道場の適用により」の記載が現在も残っています
公式FAQ(スケーリングとは)スケーリングは2026年1月21日に完全終了し、Capital Scaling Boost に置き換わったと記載
ロイヤリティプログラムのブログ記事契約料の返還は2026年6月30日までの措置で、以降はランクアップ特典のプラン無償提供に置き換わったと記載

プランページの注記が根拠にしている「スケーリング道場」自体が終了済みとされており、2026年7月31日時点で返還が現在も利用できることを確認できる公式ページはありません。参加費は戻らないものとして予算を組んでください。

ルール変更が頻繁な業者なので、利用前に必ず公式サイトで最新条件を確認することを忘れないでください。

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