まず結論 — スイング向き3社の比較表

スイングトレードは数日〜数週間ポジションを保有する手法のため、デイトレードとはプロップファーム選びの基準が変わります。最重要は「1日最大損失(デイリーロスリミット)の有無」と「週末・ニュースをまたいで持ち越せるか」、そして「期間制限がない(または緩い)こと」です。本サイトで扱う中からスイング適性の高い3社を一覧にします。

The5%ersFTMOFundedNext
設立201620152022
拠点イスラエルチェコ(プラハ)UAE(ドバイ)
1日損失ルールあり(High Stakes 5%)あり(2-Step 5%、1-Step 3%)あり(5%)
最大損失の方式High Stakes は10%で静的(初期残高基準の絶対値)2-Step は10%で静的、1-Step は10%で日終わりトレーリング要確認
利益分配High Stakes 80%→100% / Hyper Growth 75%→100%(出金時に3.5%控除)2-Step 80%(条件達成で最大90%)、1-Step 90%(出金控除0%)80%〜90%(プランによる)
試験料$19〜$545(High Stakes)€89〜1,080(2-Step)、€79〜999(1-Step)59ドル〜1,099ドル
期間制限なし(30日連続で取引がないと口座失効)なし(1-Step・2-Step とも)無制限
プラットフォームMT5 / cTrader / TradingViewMT4 / MT5 / cTraderMT4 / MT5

FTMO の試験料は EUR 建てで、USD 建ての公表価格がありません。他社のドル表記とは直接比較できない点にご注意ください。

重要な訂正

当サイトは以前この記事で、The5%ers を「1日損失ルールなしのプランがある」スイングの基準点として推していました。この記載は誤りでしたので訂正します。同社の主力である High Stakes には1日最大損失5%のルールがあり(前日の終値残高か 00:00 UTC+3 時点の残高の高いほうが基準)、Hyper Growth と Bootcamp については1日損失の有無を現在の公式ページから確認できませんでした。同社の対応プラットフォームについても、以前記載していた MT4 と Match-Trader は現在の CFD プログラムでは提供されていないため削除しました。

したがって本記事の3社は、いずれも1日損失ルールがあるか未確認です。1日損失ルールなしを絶対条件にするなら、City Traders Imperium の Long-term プランなど別の業者を検討してください。

そのうえで、この3社をスイング目線で選ぶなら基準は次のとおりです。最大損失が静的で読みやすく期間制限もない FTMO の 2-Step が最も素直な選択です。少額で試したいなら The5%ers($19〜)、低コストで複数モデルから試したいなら FundedNext が候補になります。

スイングトレードでプロップを選ぶ3つの軸

1. 1日最大損失(デイリーロスリミット)の有無

スイングでは1回のトレードを数日保有するため、含み損が一時的に膨らむ局面が避けられません。1日最大損失が設定されていると、保有途中の評価損で口座が失格になる可能性があります。1日損失ルールがないか、上限が緩いプランほどスイング向きです。

2. 週末・ニュースの持ち越し可否

金曜にポジションを閉じず週明けまで持ち越せるか、重要指標発表をまたいで保有できるかは、業者・プランで大きく異なります。週末持ち越しを禁止しているプランでは、金曜にいったん決済する必要があり、スイング戦略が成立しません。この項目は規約変更も多いため、契約前に必ず公式サイトで確認してください。

3. 期間制限がない(または緩い)こと

数週間単位で利益を積み上げるスイングでは、評価試験に期間制限があると不利です。期間無制限のプランなら、自分のペースで目標利益に到達できます。

業者別解説

The5%ers — 期間制限なしだが1日損失5%はある

The5%ers は2016年設立、イスラエル拠点のプロップトレーディング事業者です。運営10年(2026年時点)の業界最古参クラスで、累計支払い実績を継続公開しています。

ただし当サイトは2026年8月1日の再評価で、The5%ers の信頼度を「高」から「低」(★4.6→3.3)に引き下げました。同社が2026年3月に公式Xで支払いの遅延を自ら認め、出金却下・口座停止に関する日付の特定できるフォーラム報告が2025年11月以降に複数あり(第三者の投稿であり、当サイトが是非を判定したものではありません)、ヘルプセンター(help.the5ers.com)が全面404になったためです。出金額から一律3.5%も引かれます(FTMO は0%)。スイング目的で選ぶ場合は少額にとどめ、早めに出金して着金を確認してください。

スイングで評価できる点は次のとおりです。

  • 期間制限がなく、数週間かけてポジションを育てても期限に追われません
  • 週末持ち越しが可能です
  • 最大損失10%は初期残高基準の絶対値(静的)で、利益が出ても守るラインが動きません
  • 試験料は $19 からで、小さく試せます
  • 利益分配は High Stakes が80%スタートで、段階的に最大100%まで上昇します

注意点は次のとおりです。

  • High Stakes には1日最大損失5%があります。含み損が一時的に膨らむスイングでは、このラインの管理が必要です
  • 最低収益日3日(1日あたり初期残高の0.5%以上の利益で終えた日)という独自条件があります
  • 30日連続で取引がないと口座が失効します
  • 出金額から一律3.5%が差し引かれます(FTMO は0%)
  • イスラエル拠点という地政学的リスクは他社より相対的に高いとされますが、運営10年で大きなトラブルは報告されていません

ルールの詳細は The5%ers ルール解説High Stakes 攻略のポイント を参照してください。

FTMO — 長期実績は随一、ただしニュース取引に制限

FTMO は2015年設立、チェコ・プラハ拠点のプロップトレーディング事業者です。運営11年(2026年時点)の業界最古参クラスで、支払い実績の公開・第三者検証が豊富な点が支持されています。

スイングに向く理由は次のとおりです。

  • 1-Step・2-Step とも期間の上限がなく、数週間かけてじっくり目標利益を狙える
  • 取引最低日数は2-Step で各段階4日。その日に利益を出す必要はないため、デイトレを強制されない
  • 2-Step の最大損失10%は初期資金基準で固定され、トレーリングしません。利益が乗るほど失格ラインとの距離が広がるため、長期保有の含み損に耐えやすい設計です
  • 2-Step の公表 Trading Objectives に数値の一貫性ルールはなく、少数の大きなトレードで目標を達成しても問題になりません
  • 日本語サポートにある程度対応している(一次情報は英語版が基準)
  • 利益分配は 2-Step が80%スタートで条件達成で最大90%、1-Step は一律90%

スイング目線での注意点は次のとおりです。

  • 1日最大損失は 2-Step が5%、1-Step は3%です。含み損が大きくなりやすい長期保有では、このラインに触れないリスク管理が必須です
  • 1-Step は最大損失10%が日終わりにトレーリングします。含み益を戻したときの余裕が残らないため、スイング用途では 2-Step のほうが素直です
  • 1-Step には Best Day Rule(1日の利益が総利益の50%以内)があります。大きな1発で目標を作るスイングは 1-Step では通りません。2-Step にはこの制約がありません
  • 重要指標発表前後の取引に制限があるとされます。指標をまたいで保有するニュース持ち越し型のスイングでは不利になる場合があるため、規約を念入りに確認してください
  • 週末持ち越しの可否は公式サイトで要確認です。持ち越しとニュースの制限を外したい場合は、レバレッジが1:30(Standard は1:100)に下がる Swing 口座という選択肢があります。詳細は FTMO Swing 口座レビュー を参照してください
  • 試験料の返金は 2-Step に合格して初回報酬を受け取ったときだけです。不合格なら返金はなく、1-Step は合格しても返金対象外です

ルールの詳細は FTMO の評価試験ステップ と各社ファイルを参照してください。

FundedNext — 低コストで複数モデルから試せる新興

FundedNext は2022年設立、UAE(ドバイ)拠点の新興プロップです。2段階の Evaluation、1段階の Express、Stellar など複数モデルから選べる柔軟性と、低価格な試験料が特徴です。

スイングに向く理由は次のとおりです。

  • 期間無制限のプランがあり、保有期間に追われない
  • 試験料が59ドル〜と低価格帯で、スイング戦略を小口で検証しやすい
  • 利益分配は80%スタート、条件達成で最大90%
  • 取引最低日数は5日で、短期決戦を強制されない

スイング目線での注意点は次のとおりです。

  • 1日最大損失5%が設定されています(Evaluation)。本記事の3社はいずれも1日損失ルールがあるため、この点での差はつきません
  • 週末・ニュースの持ち越し可否は公式サイトで要確認です
  • 運営年数が浅く(2022年〜)、ルールやプロフィットスプリットの改定頻度が高めのため、最新の規約を都度確認する必要があります
  • UAE 拠点の規制環境は近年変化しており、長期前提なら規制動向にも注意が必要です

詳細は FundedNext と他社の比較 を確認してください。

週末持ち越しを禁止する業者に注意

スイングで最も見落としやすいのが「週末ポジション持ち越しの禁止」です。一部のプロップ・一部のプランでは、金曜のクローズ前に全ポジションを決済するよう義務づけており、これに違反すると失格や利益没収の対象になることがあります。

本サイトの各社ファイルには、今回の3社について週末持ち越しの可否を明示する記載がありません。したがって、いずれの業者を選ぶ場合も、週末持ち越しとニュース持ち越しの可否は必ず公式サイトの最新規約で確認してください。スイングが成立するかどうかを左右する、契約前の最重要チェック項目です。

選び方の3基準

1. 1日損失ルールの有無で絞る

本記事の3社はいずれも1日損失ルールがあります。The5%ers High Stakes と FTMO 2-Step、FundedNext がいずれも5%、FTMO 1-Step が3%です。含み損が膨らみやすい長期保有では、このラインに触れないポジションサイズ管理が前提になります。1日損失ルールそのものを避けたいなら、City Traders Imperium の Long-term プランなど別の業者を検討してください。

FTMO を選ぶ場合、スイング用途では 2-Step のほうが素直です。最大損失10%が初期資金基準で固定されて動かず、Best Day Rule もなく、期間の上限もありません。1-Step は分配が最初から90%と有利に見えますが、トレーリングと Best Day Rule が長期保有と噛み合いにくい構造です。

2. 持ち越し可否を契約前に確定させる

週末・ニュースの持ち越し可否は、本サイトのファイルに明記がない以上「公式サイトで要確認」です。スイング戦略の成否を直接左右するため、申し込み前に規約で確定させてください。

3. コストと運営実績のバランスを取る

長期実績を重視するなら FTMO(2015年〜)が目安です。The5%ers も2016年〜の老舗ですが、当サイトの信頼度は2026年8月1日の再評価で「低」に変わりました。低コストで試すなら FundedNext(試験料59ドル〜)が候補です。試験料を抑えたい場合は クーポン情報 もあわせて確認すると、初期コストを下げられます。

最終的な投資判断はご自身で行ってください。本サイトは投資助言を提供せず、利益を保証するものでもありません。

おすすめのプロップファーム

スイングを軸に始めるなら、最大損失が静的で期間制限もない FTMO が中心です。The5%ers は $19 から試せますが、信頼度が「低」のため少額での併用にとどめてください。

The5%ers — 期間制限なし・$19から試せる老舗

運営10年(2016年〜)の老舗です。期間制限がなく週末持ち越しも可能で、最大損失10%は初期残高基準の静的方式です。ただし High Stakes には1日最大損失5%があり、出金額から一律 3.5%が差し引かれる点は先に確認してください。当サイトの信頼度は2026年8月1日の再評価で「高」から「低」(★4.6→3.3)に変わりました。同社が2026年3月に支払いの遅延を自ら認めたためです。利用する場合は少額にとどめ、早めに着金を確認してください。

The5%ers 公式で見る(クーポンコード「HZZS4」で割引適用)

FTMO — 業界最大手の安心感

運営11年(2015年〜)の業界スタンダードです。期間の上限がなく数週間かけて目標を狙えますが、ニュース取引制限と1日最大損失(2-Step 5%、1-Step 3%)はスイングでは注意が必要です。 業界最大級の累計支払い実績を公開しています。

FTMO 公式で見る

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