はじめに
Topstep は2012年設立の先物プロップ最古参ですが、2026年に入って出金まわりの制度が大きく変わりました。特に利益分配は、長く知られてきた「初回利益は100%受け取り」という設計から、新規アカウントでは 90/10 への一本化が進んでいます。
本記事では、Topstep の出金(ペイアウト)制度を、分配率の変更点・出金条件・上限・受け取り方法の順に整理します。2026年7月時点の公式ヘルプセンターの記載に基づきますが、Topstep は2026年だけでも複数回ルールを改定しているため、申請前に必ず公式のペイアウトポリシーで最新条件を確認してください。
なお、透明性のために明記すると、本サイトは現在 Topstep とアフィリエイト関係がありません。以下は中立の立場での整理です。
2026年1月12日の分配ポリシー変更
最重要の変更点です。アカウントの作成時期で適用される制度が分かれます。
| アカウント | 利益分配 |
|---|---|
| 2026年1月12日以降に作成 | 最初の1ドルから 90/10(トレーダー90%) |
| それ以前から利用(旧制度) | 生涯累計で最初の $10,000 まで100%、以降 90/10 |
かつての「初回 $5,000 まで100%」という情報は二重に古く、その後拡大された「初回 $10,000 まで100%」も、現在は2026年1月12日より前からのアカウントだけに残る経過措置(グランドファーザリング)です。これから新規で始める場合は、最初から 90/10 と考えてください。
90/10 自体は先物プロップの標準的な水準ですが、「初回100%」を前提に Topstep を選ぶ古い比較記事には注意が必要です。
出金の基本条件
公式ヘルプの記載を整理すると、共通の基本条件は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最低出金額 | $125 |
| 申請場所 | Topstep ダッシュボード |
| 処理時間帯 | CME 市場時間内(日曜17時〜金曜17時 CT、祝日除く) |
| 税務書類 | 米国人は W-9、非米国人は W-8BEN(申請時に提出) |
勝ち日(Winning Day)条件
出金申請には一定数の「勝ち日」が必要です。
| 口座タイプ | 条件 |
|---|---|
| Express Funded Account(標準パス) | 1日の純損益 $150 以上の勝ち日が5日 |
| Express Funded Account(Consistency パス) | 1日1取引以上の取引日が3日、かつ最大の勝ち日が累計純利益の40%以下 |
| Live Funded Account | サイクルごとに $150 以上の勝ち日が5日 |
勝ち日は連続している必要はありません。出金が承認されるとカウントはリセットされ、次の出金にはあらためて条件達成が必要です。
Express Funded Account の出金上限
評価(Trading Combine)合格後にまず付与されるのが Express Funded Account(XFA)です。XFA では1回の出金額に上限があります。
- 1回の申請は口座残高の50%まで
- さらに口座サイズ別の上限あり
| 口座サイズ | 標準パス | Consistency パス |
|---|---|---|
| $50K | $2,000 | $3,000 |
| $100K | $3,000 | $4,000 |
| $150K | $5,000 | $6,000 |
この上限額は2026年に入ってからも改定されています(直近では4月に $50K・$100K の上限が引き下げられたとされます)。申請時点の正確な上限は公式ヘルプで確認してください。
また公式は、出金前に「最大損失ライン(MLL)が $0 に達する残高」まで積み上げることを推奨しています。出金で残高を減らしすぎると、その後のドローダウン耐性が薄くなるためです。
Live Funded Account の出金
XFA で実績を積むと Live Funded Account(LFA)に移行します。LFA では出金上限がなくなります。
- 出金額の上限なし
- 30勝ち日の達成後は、アンロック済み残高を1日1回まで申請可能(最低 $125)
XFA から LFA への具体的な移行条件は、公式ヘルプのペイアウトポリシー記事には詳細が明記されていません。移行基準は公式の最新案内で確認してください。
受け取り方法と日数・手数料
公式ヘルプに記載の方法は次のとおりです。
| 方法 | 処理日数 | 手数料 |
|---|---|---|
| Prop-to-Brokerage(ブローカー口座へ振替) | 当日(正午 CT までの申請) | 無料 |
| Aeropay | 承認後即時 | Topstep 側は無料 |
| Wise | 1〜3営業日 | Topstep 側は無料 |
| ACH | 1〜3営業日 | $30 |
| Wire / SWIFT | 5〜10営業日 | $30 |
Topstep 側が無料でも、銀行や送金サービス側の手数料・為替コストは別途かかる場合があります。また、方法ごとの利用可否は居住国によって異なる可能性があるため(たとえば Aeropay は米国の銀行口座向けサービスです)、日本からの受け取りは Wise か Wire を軸に、申請前に選択肢を確認するのが現実的です。
出金までの流れ
- 勝ち日条件(標準パスは $150 以上×5日)を満たす
- Topstep ダッシュボードから出金申請
- 初回は税務書類(W-9 / W-8BEN)を提出
- CME 市場時間内に処理される
- 選択した方法に応じて着金(当日〜10営業日)
申請ごとの承認にかかる具体的な所要時間は公式ヘルプに明記がないため、余裕を持ったスケジュールで申請してください。
申請前のチェックリスト
- 自分のアカウントが 90/10 か旧制度(初回 $10,000 まで100%)かを確認する
- 勝ち日カウントの現在値をダッシュボードで確認する
- XFA の場合、申請額が「残高の50%かつサイズ別上限」以内か確認する
- 税務書類(非米国居住者は W-8BEN)を準備しておく
- 手数料と着金日数を踏まえて受け取り方法を選ぶ
まとめ
- 2026年1月12日以降の新規アカウントは最初から 90/10。旧アカウントのみ「初回 $10,000 まで100%」が残る
- 最低出金額は $125、標準パスは「$150 以上の勝ち日×5日」で申請可能
- XFA は残高の50%かつサイズ別上限($2,000〜$6,000)まで、LFA は上限なし
- 受け取りは Wise・Wire など。ACH と Wire は $30 の手数料
Topstep は2026年に入って分配率も出金上限も動いています。本記事の数値は執筆時点のものなので、最新条件は必ず公式ヘルプで確認してください。
FX・CFD 系プロップの出金条件と比較したい方は FX 系プロップファーム比較 を参照してください。
出金条件で比較検討するなら
出金条件はプロップ選びの決め手になります。先物系で当サイトの裏付けが最も強いのは TradeDay で、トレーダーへの支払い $13,394,795 / 11,681件が第三者(Payout Junction)の記録でオンチェーン検証されています(2026年8月5日確認)。Topstep との出金条件の違いは Topstep vs TradeDay にまとめています。
先物のまま別の出金条件と比べるなら、2026年9月23日に正式稼働した FTMO の先物プログラム FTMO Futures があります。同日に公式の比較表で実測した出金条件は次のとおりです。
- 申請できる間隔は Growth が4日ごと、Pro が5日ごと
- 出金資格は Growth が「4日以上・1日あたり$150〜$300以上の勝ち日」、Pro が「5日以上・1日あたり$200〜$500以上」
- 1回あたりの上限は Growth が$2,500〜$4,000、Pro が$5,000〜$8,000。最低出金額は$20
- 分配率は90/10。出金できる割合は Growth が50%、Pro が100%
- 合格後のアクティベーション料はなく、資金口座に一貫性ルールもありません
Topstep との一番の違いは、FTMO Futures がイントラデイ・トレーリングを採用していない点です。一方で月額は$119からと Topstep の$49より高く、当サイトは FTMO Futures の出金実績をまだ検証できていません。条件の詳細は FTMOが先物に参入(実測) にまとめています。
なお当サイトは FTMO と TradeDay のアフィリエイトプログラムに参加しています(Topstep とは提携関係がありません)。報酬の有無が評価に影響しない方針は運営者情報の通りです。