FTMO の口座選びは「2つの軸」で考える
FTMO で口座を選ぶときは、次の2つの軸を分けて考えると迷いません。
- 評価方式:2-Step(従来型)か 1-Step(1フェーズ制)か
- 口座タイプ:Normal(標準)か Swing(スイング向け)か
これに口座サイズ($10,000〜$200,000)を組み合わせて、自分のプランを決めます。ルールの基本は FTMO のルール解説 を参照してください。
Normal と Swing の違い
もっとも質問が多いのが、この2つの違いです。
| 項目 | Normal | Swing |
|---|---|---|
| レバレッジ | 最大 1:100 | 最大 1:30 |
| ニュース取引 | 資金口座では制限あり(指定指標の前後2分) | 制限なし |
| オーバーナイト持ち越し | 資金口座では制限あり | 制限なし |
| 週末持ち越し | 資金口座では制限あり | 制限なし |
| 料金 | 同じ | 同じ |
ポイント1:制限が効くのは「資金口座」から
ニュース取引や持ち越しの制限は、評価試験(Challenge / Verification)中は適用されません。Normal 口座でも、試験中は指標発表時に取引できます。制限が効き始めるのは、合格後の資金口座(FTMO Account)からです。
ポイント2:レバレッジの差は証拠金に直結
Swing はレバレッジが 1:30 に抑えられています。公式の例では、EURUSD を1ロット建てるのに必要な証拠金は Normal で 1,000ユーロ、Swing では約 3,333ユーロです。同じロット数を張るなら、Swing のほうが証拠金に余裕が必要になります。
これは、数日〜数週間ポジションを保有するスイングトレードでは想定外の値動きが起こりやすいため、リスクを抑える設計とされています。
どちらを選ぶべきか
- その日のうちに決済するデイトレード・スキャルピング中心 → Normal
- 数日単位の持ち越し、週末またぎ、指標またぎをしたい → Swing
迷ったら、自分の過去のトレード履歴で「持ち越しが何割あるか」を確認するのが確実です。持ち越しがほぼないのに Swing を選ぶと、レバレッジの低さだけを負担することになります。
1-Step と 2-Step の違い
評価方式の違いも整理しておきます。
| 項目 | 2-Step | 1-Step |
|---|---|---|
| フェーズ数 | 2(Challenge → Verification) | 1 |
| 目標利益 | +10% → +5% | +10% |
| 最大損失 | 10%(初期資金基準で固定) | 10%(日末更新のトレーリング方式) |
| 1日最大損失 | 5% | 3% |
| 取引最低日数 | 各フェーズ4日 | なし |
| 期間制限 | なし | なし |
| ベストデイルール | なし | あり(最良の1日の利益が、プラス日合計の50%以下) |
| 利益分配 | 80% → 最大90% | 90% |
| 試験料の返金 | あり(合格して初回報酬を受け取るとき) | なし(公式に返金対象外と明記) |
| Scaling Plan | 対象(分配90%へ引き上げあり) | 分配は最初から90%。増資の扱いは公式に明記がなく要確認 |
| 利益のロールオーバー | 可 | 不可 |
1-Step は「1フェーズで済み、分配率も最初から90%」という分かりやすい魅力がありますが、実際のハードルは高めです。1日最大損失が 3%に絞られ、最大損失は日末ごとに基準が切り上がるトレーリング方式になり、ベストデイルールで一発の大勝ちも制限されます。さらに試験料が返金されません。日々の損益の振れ幅が小さい、安定型のトレーダー向けです。
2-Step は評価が2段階ある分だけ時間はかかりますが、1日最大損失 5%と余裕があり、最大損失も初期資金基準の固定ラインなので管理しやすいです。Scaling Plan による口座拡大(最大 $2,000,000)の対象で、試験料の返金対象もこちらだけです。長期運用を見据えるなら 2-Step が本線です。
どちらも取引期間の上限はありません。「Challenge は30日、Verification は60日」という期限は現在の公式ルールにはありません。
なお取引プラットフォームは、公式のプラットフォーム FAQ に MT4・MT5・cTrader が記載されています。DXtrade は同 FAQ に載っていないため、使えるかどうかは公式サイトで要確認としてください。
口座サイズの選び方
FTMO の口座サイズは $10,000 / $25,000 / $50,000 / $100,000 / $200,000 の5段階です。口座サイズは USD 表記ですが、料金はユーロ建てで表示されます。
| 経路 | 料金レンジ |
|---|---|
| 2-Step Challenge | €89〜€1,080 |
| 1-Step Challenge | €79〜€999 |
USD 建ての公表価格はないため、「$89 から」という表記は誤りです。料金は改定されることもあるため、最新額と円での実支払額はチェックアウト画面で確認してください。
初挑戦なら $10,000〜$25,000 の小口で試験の感覚を掴み、合格の再現性を確認してから大口に移るのが安全です。小口から始める理由は返金があるからではなく、失格したときの損失を小さく抑えられるからです。試験料が戻るのは 2-Step で合格し、さらに資金口座で利益を出して初回報酬を受け取ったときだけで、失格すれば戻りません。
組み合わせの考え方(例)
| トレードスタイル | おすすめの組み合わせ |
|---|---|
| デイトレ中心・安定重視 | 2-Step × Normal |
| スイング中心・持ち越しあり | 2-Step × Swing |
| 損益の振れが小さい安定型 | 1-Step × Normal |
| 指標トレードを資金口座でもしたい | Swing 一択 |
結論
FTMO の口座選びは、評価方式(1-Step / 2-Step)と口座タイプ(Normal / Swing)の2軸で決まります。持ち越しや指標またぎをするなら Swing、しないなら Normal。長期の口座拡大を狙うなら 2-Step、という整理でほとんどのケースはカバーできます。
仕様は変更されることがあるため、購入前に公式サイトの最新情報を確認してください。
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