Fundora とは、誰が運営しているのか

Fundora は日本発の「評価試験型」プロップファームです。料金を支払い、シミュレーション口座での取引テストに合格すると、より大きなシミュレーション口座で取引し、利益の一部を受け取れる仕組みです。

運営会社は Quantum Fund Traders株式会社(英語表記 Quantum Fund Traders Inc.)です。公式の特定商取引法に基づく表記と会社概要によれば、代表者は伊藤 豪哉氏、本店所在地は〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目1−1 神谷町トラストタワー23F です。東京の法人登記は2024年11月とされています。オフショアの海外プロップが多いこの業界で、実在する登記法人を指し示せる点は素直に評価できます。

サービス開始は2025年3月19日です。2026年3月19日付の公式ニュース「Fundora 1周年のご報告」に、2025年3月19日に日本発の受験型プロップファームとしてスタートしたと明記されています。第三者サイトには2025年2月とする記述も残っていますが、公式の1周年告知と一致するのは3月19日です。Fundora は自社を「日本資本・日本運営の初のプロップファーム」と位置づけ、開始前に約4,000人の待機リストを集めたとし、CrossGuard というパートナーの支援にも言及しています。インターフェースは日本語と英語に対応し、サポートは LINE、コミュニティは Discord。要するに、まず日本居住・円ベースのトレーダー向けに作られ、英語を後付けした業者だと理解しておくとよいでしょう。

評価試験の仕組み

Fundora は2ステップ評価を採用しています。資料には1ステップの選択肢への言及もあるため、購入時にどの経路が利用できるかを確認してください。

2ステップの場合は次のとおりです。

  • フェーズ1:利益8%を達成する
  • フェーズ2:利益5%を達成する

両フェーズで同じリスクルールが適用され、期限はありません。ただし各フェーズで最低3取引日が必要です。期限がないため、理屈の上では速いトレーダーなら各フェーズを最短3日でクリアできますが、急ぐ必要はありません。

「2ステップ」とは、資金提供口座に到達する前に2回実力を証明する、という意味にすぎません。トレードオフはお決まりのもので、テストが長いほど合格は難しくなる一方、まぐれの一発ではなく一貫して勝てるトレーダーを選別しやすくなります。

取引ルール:目標・日次損失・ドローダウン

評価試験で落ちる人の多くはリスク制限に引っかかるので、ここはよく読んでください。

  • 最大日次損失:5%。1日で5%を超えて失うと失格です。
  • 最大累計損失:10%。開始時点からどの時点でも10%を超えて下落すると失格です。

ドローダウンの測定方式は、公式の記載では初期口座残高を基準とする固定(スタティック)型です。ホームページと取引ルールガイドは、いずれも最大日次損失を初期口座残高の5%、最大総損失を初期口座残高の10%と説明しており、利益が伸びるにつれて基準が切り上がるトレーリング型の記載はありません。トレーリング型は好調な局面の後にかえって制限がきつくなるため、固定型のほうが使える余裕は読みやすくなります。

判定の基準時刻も明記されています。利用規約によれば、日次・総額の損失率は日本時間の夏時間午前6時(冬時間午前7時)時点の有効証拠金残高を基準に計算され、含み損益も含まれます。日をまたぐポジションを持つ場合、この時刻での含み損が判定に乗ります。方式の違いが実際の余裕にどう影響するかはトレーリング型と固定型ドローダウンで解説しています。

料金と口座サイズ

2026年3月5日の公式ニュースで告知された通常価格は、6つのティアで次のとおりです。

プラン初期デモ資金通常価格(JPY口座)通常価格(USD口座)
Entry250万円¥26,999$177
Lite500万円¥36,999$224
Growth1,000万円¥66,999$444
Standard2,000万円¥99,999$666
Professional4,000万円¥249,999$1,666
Master6,000万円¥449,999$2,999

料金について2点補足します。

第一に、当サイトの業者データには以前「89ドルから」という下限と「2,133ドル」という上限を載せていましたが、いずれも古い情報でした。2026年3月5日の改定を反映した現行のレンジは177ドル〜2,999ドルで、Professional も1,299ドルから1,666ドルへ改定されています。第三者サイトに残る古い金額にはご注意ください。

第二に、公式のプラン画面はキャンペーン時に割引適用後の金額を表示する場合があります。表示価格が通常価格なのか割引後なのかは購入画面で確認してください。

口座サイズの目玉は、最大資金6,000万円(約40万ドル)です。この6,000万円は1口座あたりの上限ではありません。利用規約(第3条の2)は、同時に保有するすべてのデモ口座の初期仮想資金額の合計を円口座基準で6,000万円までと定めており、つまり1人あたりの合算上限です。USD口座で購入した場合も相当する円額で算定されるため、大型口座をいくつも積み上げて建玉を何倍にも膨らませる、という使い方はできません。

プラットフォーム・手数料・レバレッジ

Fundora は cTrader 専用で、MT4・MT5 には対応していません。MetaTrader の EA やカスタムインジケーターに依存した手法はそのまま持ち込めないため、購入前に織り込んでおいてください。

手数料は片道3ドルで、標準ロットの往復ではおよそ6ドルになります。これは FX・貴金属・指数・エネルギー・暗号資産・株式といった資産クラス全体に適用されます。手数料はスキャルピングの薄い優位性を削る実コストなので、スプレッドだけでなく手数料も含めて収支を計算してください。

最大レバレッジは1:50までと報告されています。銘柄ごとの正確なレバレッジは資産クラスで異なることが多いため、公式サイトで確認してください。

利益分配・報酬・出金

利益分配は80%固定です。日本のシミュレーション資金モデルの建て付け上、これはライブ利益の取り分というより「情報提供料」として説明されています。80%を超えて引き上げるスケーリングプランはないため、分配は表示どおりの水準にとどまります。

Pro 口座の出金スケジュールは次のとおりです。

  • 最初の出金は、資金提供口座での取引28日後から申請できます。
  • その後は14日サイクルで出金できます。
  • あるサイクルで出金条件を満たさない場合、出金は自動的に14日延期されます。

処理時間はおおむね2〜3営業日と報告されていますが、目安として扱い、公式サイトで確認してください。

報酬には上限もあります。初回は当初口座残高の最大10%まで、2回目は最大15%までです。プロ認定後に2回の報酬支払を受け取ると Maximize ステージへ移行し、公式説明では初期口座残高に対する受取上限がなくなります。ただし、その後も累計10%・日次5%の損失制限は課され続けます。要するに、評価試験と同じリスクルールが資金提供後もそのまま適用されるわけです。

評判と実績

ここは最も冷静に見るべき部分です。

Fundora(fundora-trading.com)には Trustpilot のプロフィールがありません。trustpilot.com/review/fundora.fr というページは存在しますが、これは無関係なフランスの会社(fundora.fr)のもので、このプロップファームとは別物です。混同しないよう注意してください。

TradersUnited の評価ボードでは、2026年半ば時点で Fundora は6.95/10、会員レビューはゼロと表示されています。レビューの裏づけがないスコアから読み取れることは、ほとんどありません。

より大きな論点は運営実績です。Fundora は2025年3月に始まった若い業者で、第三者が検証できる長期の支払い実績はまだありません。コンプライアンス上の問題や法的紛争は把握していないと会社は述べており、東京の登記法人がある点は透明性の面で確かなプラスです。とはいえ、新しくて問題がないことと、時間をかけて実績を証明したこととは別物です。この業界で「事業継続性」こそ最大のリスクである理由は、プロップファームの閉鎖の歴史と、より広い規制と合法性の解説で扱っています。

確認済みファクト早見表

以下の数値は Fundora 自身の資料と当サイトの業者データに基づきます。ルールは頻繁に変わるため、支払い前に必ず最新ルールを公式サイトで確認してください。

  • 運営:Quantum Fund Traders株式会社(東京都港区虎ノ門4丁目1−1 神谷町トラストタワー23F)、代表者 伊藤 豪哉氏。公式の特定商取引法に基づく表記・会社概要より。
  • 開始:2025年3月19日。公式の1周年告知(2026年3月19日)より。
  • 評価:2ステップ(フェーズ1目標8%、フェーズ2目標5%)。1ステップの選択肢への言及もあり。公式サイトで確認を。
  • リスク制限:最大日次損失5%、最大累計損失10%、各フェーズ最低3取引日、期限なし。公式サイトで確認を。
  • ドローダウン方式:初期口座残高を基準とする固定(スタティック)型。判定は日本時間の夏時間午前6時(冬時間午前7時)基準、含み損益込み。
  • 利益分配:80%固定、それ以上のスケーリングなし。公式サイトで確認を。
  • 最大資金:6,000万円(約40万ドル)。1口座あたりではなく、同時保有する全口座の合算で1人あたりの上限(利用規約 第3条の2)。
  • プラットフォーム:cTrader 専用、MT4・MT5 なし。公式サイトで確認を。
  • 手数料:片道約3ドル(往復約6ドル)、全資産クラス。公式サイトで確認を。
  • レバレッジ:最大1:50。公式サイトで確認を。
  • チャレンジ料金:6ティア、177ドル(Entry)〜2,999ドル(Master)。2026年3月5日改定。
  • 出金:初回は28日後、以降14日ごと。初回は初期残高の10%、2回目は15%が上限で、2回受け取ると Maximize ステージへ移行し上限が撤廃。処理は約2〜3営業日。公式サイトで確認を。

メリット・デメリットと、向いている人

Fundora に有利な点は次のとおりです。

  • 実在する東京の登記法人であり、多くのオフショア業者より透明性が高い
  • 日本語インターフェース、LINE サポート、円ベースの建て付けなど、日本居住のトレーダーになじみやすい
  • コアルールが明快(目標8%/5%、日次5%・累計10%の損失制限、期限なし)
  • 損失制限が初期残高基準の固定型で、利益が伸びても基準が切り上がらない

一方、天秤にかけるべき点もあります。

  • 2025年3月開始と新しく、長期の支払い実績がまだない
  • cTrader 専用のため、MetaTrader 前提の手法は持ち込めない
  • 銘柄ごとのスプレッドの数値一覧が公式の公開ページで見当たらない
  • 分配は80%止まりでスケーリングがなく、往復約6ドルの手数料は取引回数が多いほど積み上がる

Fundora が向いているのは、身元の確認できる国内運営と cTrader のワークフローを重視し、若い業者の早期ユーザーになることを許容できる日本居住のトレーダーです。第三者が検証した長期の支払い実績を最優先するなら、様子を見るか、より定評のある業者と比較するのがよいでしょう。

結論:2026年に Fundora は使う価値があるか

Fundora は、わかりやすく妥当なルールと、国内市場に合わせた cTrader 中心の設計を備えた、実在する日本の登記業者です。匿名のオフショア競合の多くと比べれば、出発点の土台はしっかりしています。

率直に言って、残る課題は「時間」です。2025年3月開始のため、市場サイクルを一巡するだけの長い公開支払い実績をまだ築けていません。ドローダウンは初期残高基準の固定型と公式に確認できましたが、スケーリングのない80%分配と、公開されていない銘柄別スプレッドは織り込んでおくべきでしょう。利用するなら少額から始め、最新の条件を全文読み、すべての数字を公式サイトで確認してください。

Fundora を他社と並べて比較するにはデータ比較、評価方法は評価基準をご覧ください。本記事は情報提供のみを目的とし、投資・法務・税務の助言ではありません。

比較対象になる長期運営の2社

長い実績を求めるなら、当サイトのデータで「運営10年以上+信頼度:高」を満たす2社を挙げます。

FTMO — 最大手の運営実績

2015年から運営。2024年の淘汰局面を含め、業界最大級の累計支払い実績を継続公開しています。

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The5%ers — 10年運営の老舗

2016年から運営。Instant Funding の先駆けで、評価試験を経ずに始めたい人向け。

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